八幡宮

福岡市博多区月隈3(平成22年4月5日)

東経130度27分53.53秒、北緯33度34分14.33秒に鎮座。

 この神社は福岡空港南の月隈3信号東の小丘上に鎮座しています。入口や境内には大楠が聳え、見事な鎮守の杜を形成しており、この社の歴史の永さを感じさせています。境内へは石段の参道が続き、開放的な拝殿前には明治16年生まれの狛犬が居ます。本殿は神明造りで、境内社や神武天皇碑も有りました。

 御祭神:応神天皇、神功皇后、玉依姫命
 祭礼日:10月17日
 境内社:八ッ城大神
 由緒:社伝では聖武天皇天平宝字3年(759)大宰師三船親王造立と伝わります。筑前国廣田郡の総鎮守で、明治5年11月3日郷社に定められました。
 社説に曰く、勧請年月は不詳ですが、往古は槻隈の駅で、寛治5年(1091)大納言原経信卿はこの駅で琵琶を弾きながら十五夜の月を眺め、その際当社にも詣で異賊降伏の祈願をされ、種々の神宝を捧げました。又、稲居城主光安筑後守は特に当社を崇敬し、社殿の改築等行いました。当時、祭礼は神輿、神楽、流鏑馬などがあり、盛大だったようです。
 その後、応仁の乱により社殿などが焼失し、古記、神宝等も失われましたが、黒田公入国後は格別の崇敬を受け、灯籠・鳥居・社殿の建立などが行われました。

社頭
入口の一の鳥居
参道に建つ二の鳥居
石段参道入口 石段参道途中にある磐座?
石段参道
境内入口と注連柱
境内の様子
拝殿前、明治16年生まれの狛犬
重厚で威厳のある狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(博多石工・國松籐兵衛 明治16年(1883)癸未1月吉辰日建立)
開放的な妻入りの拝殿
神明造りの本殿
境内社:八ッ城大神 神武天皇