八幡宮

福岡市博多区東平尾2(平成22年4月5日)

東経130度27分36.71秒、北緯33度35分1.99秒に鎮座。

 この神社は福岡空港と東平尾公園の中間に鎮座しています。鎮守の杜には大木が聳え、入口の社号標には「村社八幡宮」と書かれています。全ての鳥居には「八幡宮 牛頭天皇」とあり、元々は八幡宮の社地に祇園社を合祀したものと考えられます。社殿の建つ上の境内へは石段の参道で上がり、注連柱や三の鳥居を経て拝殿に参拝することが出来ます。拝殿前には明治40年建立の狛犬が居て、拝殿の目貫彫刻の龍の彫り方も変わっています。

 御祭神は八幡大神、素盞雄尊と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等については案内がなく由緒は不明です。

社頭 社号標
「村社八幡宮」
入口に立つ一の鳥居 鳥居に架かる額
「八幡宮 牛頭天皇」
下の境内の様子
参道途中に立つ二の鳥居
石段の参道
上の境内入口に立つ注連柱
上の境内に立つ三の鳥居
拝殿前、明治40年生まれの狛犬
阿吽共に小さな突起をつけた、人面顔のスリムな狛犬です。縦ロールの鬣が優雅で、上部が欠けた尾の先が見られないのが残念です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(石工・長澤久一郎 明治40年(1907)4月吉祥日建立)
妻入りで開放的な拝殿
拝殿目貫彫刻
龍が真正面からにらみつけていますが、こういう構図の彫り方は珍しく貴重です。
本殿