光雲神社

福岡市中央区西公園(平成16年8月23日)

(大正11年3月吉祥日制作)

大きな明神鳥居と参道

真後ろを向いている日本一不思議な狛犬

 『こんな狛犬見た事無い・・』と思っていたら、「これは先代の形を踏襲した物で、その昔城内にあった時、城の外の領民を守る為に首を後ろに向けていたのです。」と神主さんが教えて下さいました。なるほど・・・と、我が愚妻は納得していますが、若干補足します。
元々ここは筑前福岡の黒田氏が勧請した東照宮で、現在の福岡県福岡市中央区西公園にあった。明治維新後、東照宮は廃絶され荒廃し、明治十四年、地元民の願いにより一帯は整備されて荒津山公園となり、同四十二年、黒田孝高・長政を祭神とする光雲神社が東照宮の跡地に移転された。つまりこの神社は城内にあった東照宮だったのです。ついでながら読みは「てるも」です。

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