紀倍(きべ)神社

坂井市坂井町木部新保22-44(平成24年6月1日)

東経136度9分48.61秒、北緯36度9分47.97秒に鎮座。

 この神社は九頭竜川河口部から7kmほど遡った九頭竜川東岸近くに鎮座しています。境内入口に鳥居が立ち、参道は境内の中を真っ直ぐ北に向かいます。左手には木部新保コミュニティセンターと境内社が一社配され、その先の正面奥にコンクリートの社殿が建立されています。参道右にも境内社が祀られ、出雲狛犬が一対居ます。

 御祭神:別雷神、大山咋神(館宮)、白山比盗_(白山宮)
 祭礼日:9月19日
 境内社:三社?
 由緒:大同元年の創建。三国港の開けざりし以前は、 東南諸山の萬水悉く茲に流落会同し一面大澤大湖を呈せり。今に存称する大澤小池の辺りは物凄き渺々たる大淵にて通行人の被害絶えず皆々怖れて京都上賀茂明神の分神を受けて安置す。
 大同元年勅使により比叡山三千坊の内月僧等二百余人下向此芦原を開拓し七堂伽藍並祈願所を建立して此の明神を鎮座し奉る。其の由奏聞あり。
 神領三百三十三石等を下し賜わり勅願所同様の御扱いとなる。
 此れより毎年九月十九日北国の菊祭りと称し當国無双の大祭を営む。後當国大守朝倉家持に崇敬あり、其の一族向駿河守當村に於て壱万石を領し常に明神を尊敬し神器等を寄付し郷中の総社として旺んを極めしも天正織田信長の一揆征伐に際し総て焼失し、後ち柴田勝家公によりて再建せられたり。
 加茂神社と号せしを改称し今日に至る。
  例 祭  九月十九日
 昭和二十三年北陸大震災により神殿を残し全壊したるところ仝四十三年、明治百年を記念 して 茲に氏子等の浄財により再建せるものなり。

社頭
神社入口
入口に立つ台輪鳥居 鳥居に掛かる額
参道・境内の様子
唐破風付き入母屋造りのコンクリート製拝殿
コンクリート製の弊殿と本殿

境内社
境内社を護る出雲狛犬
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境内社
境内社
境内左手に建つ木部新保コミュニティセンター