白山神社

坂井市三国町米ヶ脇5-8-40(平成24年6月1日)

東経136度8分13.92秒、北緯36度13分21.27秒に鎮座。

 この神社は三国港駅の北西約900mに鎮座しています。7号線から山側を見ると、高台の手前に社号標と鳥居が建立され、石段が続いています。境内に入ると右手に社務所が配され、正面には縦置きの素敵な狛犬が護る入母屋造りの拝殿、雪囲いがしてある流造の本殿が建立され、社殿右手には境内社が祀られています。帰りがけに境内入口から振り返ると、三国の町の向こうに九頭竜川と日本海が望めました。

 御祭神:伊弉諾尊、伊弉冉尊、菊理姫命
 祭礼日:3月21日
 境内社:不動明王社
 由緒:当神社は、伊弉諾尊、伊弉冉尊、菊理姫命を祭神として御祀りするもので、創立年は定かでない。然し当地は近くより弥生中期の銅鐸や椿塚古墳が発見された大変古い時代からの浦辺であり、今から千年以上の往古、「越前国名蹟考」には、安島郷六か村の一つとあり、即ち雄島の三保大明神を総社とする十か村からなる雄島郷の古社の一社であった。毎年三月二十一日の「お獅子さま」の神事は、そのことを今に伝えている。

社頭
参道の様子
入口に立つ台輪鳥居 社号標
石段の参道と境内入口
境内の様子
拝殿前、縦置きの狛犬
建立年代は不明ですが、柔らかな彫りと、装飾性に優れた素晴らしい作品だと思われます。笏谷の伝統が受け継がれているのでしょうか、福井の狛犬は全体的にレベルが高いように感じます。
狛犬の拡大写真はこちらで
入母屋造りの拝殿
弊殿と流造の本殿
社務所

境内社:不動明王社

境内入口から振り返ると、三国の町の向こうに九頭竜川と日本海が望めます。