春日神社

鯖江市鳥井町12-31 (平成25年10月19日)

東経136度10分13.99秒、北緯35度56分28.66秒に鎮座。

この神社は、JR北陸本線・鯖江駅の西2km程の辺り、田園風景の中に集落が点在するような長閑な所に鎮座しております。

春日神社は延喜式神名帳にみられる大山御板神社に比定され、この付近十五ケ村の総社で、治暦四年(1068)に社号を春日神社に改められたという。
延元、天正の両度の戦禍によって社殿が被災したが、慶長十八年(1613)に再建され、現在の本殿はこの時のものと考えられる。近世初頭における神社本殿の建築形式を知る上で貴重な価値を持つ建造物として、重要文化財に指定された。
昭和五十六年八月から一年五ケ月間の工期で、解体修理が行われ、江戸初期の優雅な本殿がここに甦ったものである。
鯖江市教育委員会

重要文化財指定記念碑
当神社は武甕槌命・經津主命・天兒屋根命・比淘蜷_の四柱を祭る。当社のご創祀は、人皇第十代崇神天皇御代大彦命この丘に軍神武經二神を祭られ當地方を鎮撫し給うに由来し、延喜式神名帳に大山御板神社とある社である。降りて治暦四年四月藤原隆家の供奉により天兒屋根命・比淘蜷_を合祀せられて春日神社と改稱され近郷十五ケ村の總社であった。現在の本殿のご造營の次期は詳かでないが、恐らくは室町時代のものと推定され、昭和五十三年五月二十一日國の重要文化財に指定された。依ってここにこれを記念しこの碑を建てる。
氏子一同

原文はこちら。

神社遠景

社殿の200m程南、参道入口に立つ一の鳥居。

境内入口に立つ二の鳥居

境内

手水舎。後は鳥居町公民館。

拝殿へ最後の石段

拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。
(明治42年(1909)7月建立)

神額

本殿覆屋

重要文化財の本殿