苅田比賣(かりたひめ)神社

大飯郡おおい町名田庄下 (平成22年7月29日)

東経135度39分15.1秒、北緯35度24分17.6秒に鎮座。

この神社は、小浜市の南西12km程の辺り、名田庄下集落の中に鎮座しております。遠目にも鎮守の杜を思わせる豊かな社叢を備えた、素晴らしい神社です。若狭國遠敷郡の苅田比賣神社に比定される式内社ですが、由緒書等無く詳細は不明です。

御祭神 苅田比賣神

創建 大同二年(807)

石燈籠と神社遠景

神社入口と御神木

社号標と鳥居

入口縦置きの出雲丹後。拡大写真はこちら。

(昭和2年(1927)11月吉日建立)

拝殿

鞘堂

本殿庇下の狛犬。拡大写真はこちら。

(明治15年(1882)壬午2月3日建立)

本殿

本殿の彫刻


末社


福井県指定天然記念物ムクノキ

「ムクノキ」の代表的巨樹として、保存要目植物の第一項によって指定されたニレ科の巨樹である。地際から約3mに及んで大朽洞貫通しており、その先端は空 洞となって更に高いところまで及び、今はムササビの安住の境となっている。樹齢推定の根拠として、苅田比売神社の創祀が大同2(807)年と伝えられおそ らくはその頃の既生樹との推定から約1200年とも考えられる。
おおい町公式サイトより

推定樹齢の根拠となっている神社の創建、大同二年(807)は神社、寺院の創建ラッシュ。特異年で信憑性が乏しい。神社はともかく、樹齢の推定に使うのは問題あり、と思われます。