八王子社

丹生郡越前町上糸生(平成24年6月2日)

東経136度5分1.4秒、北緯35度59分54.53秒に鎮座。

 この神社は184号線沿いに鎮座しています。社地の両サイドを道路が通り、その別れ際に社号標と石段、鳥居が建立されています。三角形で奥に行くほど広くなる境内に萱葺の神殿が建立されて居り、この姿を見られただけでも遙々と尋ねてきた甲斐があったと思わせる、素晴らしい佇まいの社殿です。

 御祭神:薬師如来?
 祭礼日:不明
 由緒: 当社は、「神社明細帳」にみられる清水神社にあたる。文政7(1823)年に芦田久兵衛知景らによって建てられた。明治43年7月に上糸生地区の六集落の氏神が八幡神社(上糸生)に合祀された際、清水地区民は薬師如来像を差し出したが、お宮は地区の神様として当地に残したといわれている。
  八王子社の神殿は、桁行三間・梁間三間で、正面に一間の向拝が付き、背面に半間幅の祭壇部が張り出している。屋根は入母屋造、萱葺、平側に入り口をもつ平入の建築である。

 

社頭
神社入口と明神鳥居
社号標 鳥居に掛かる額
境内の様子
萱葺の趣ある神殿
文政7年(1823年)建立。桁行三間・梁間三間で、正面に一間の向拝が付き、背面に半間幅の祭壇部が張り出している。屋根は入母屋造、萱葺、平側に入り口をもつ平入の建築。
神殿内の様子
祭壇と奉納額・写真