八幡神社

丹生郡越前町上糸生(平成24年6月2日)

東経136度5分17.37秒、北緯35度59分32.97秒に鎮座。

 この神社は糸生小学校東に鎮座しています。道路際に社号標が立ち、参道途中に一の明神鳥居、旗立台、二の両部鳥居が建立されています。二の鳥居を潜ると石段の参道が境内まで続き、下の境内には社務所が配され、上の境内入口に狛犬、右手に手水舎。すぐ正面に千鳥破風付き入母屋造りの拝殿が建立され、弊殿・本殿と続いて建立されています。

 御祭神は誉田別命と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等については案内がなく不明です。只、越前町清水に鎮座する八王子社の由緒に「明治43年(1910)上糸生地区の六集落の氏神が八幡神社(上糸生)に合祀されたが、建物を残したのが当社。」と記されていますので、この社は上糸生地区を代表する神社だったと思われます。

参道入口
参道に立つ一の明神鳥居
鳥居に掛かる額 社号標
社頭
参道途中に立つ木製の両部鳥居
石段参道
境内入口
石段参道
上の境内入口
上の境内入口脇にいる昭和3年生まれの狛犬
阿吽の位置が反対で、阿は子狛を連れ、吽は玉を踏んでいます。楕円形の目が優しげで、潰れ気味の鼻が愛嬌たっぷりです。子狛や爪まで丁寧に彫り込んであります。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和3年(1928)5月建立)
千鳥破風付き入母屋造りの拝殿
拝殿に掛かる額
拝殿木鼻・狛犬
拝殿内の様子
弊殿と本殿

参道途中に咲く芍薬。花言葉「清浄」に相応しい涼やかで清々しいお花です。