丹生郡越前町天王18-24 (平成30年8月9日)
東経136度07分33.79秒、北緯35度58分49.04秒に鎮座。
この神社は、越前町役場の北西1km程の辺り、越前町天王の街外れに鎮座しております。地名の天王から分かるように、明治以前は牛頭天王を祀る祇園牛頭天王宮と称し、その門前町だったと思います。
不思議なことに福井県神社庁公式サイトには、雨夜神社で載っており、越前國丹生郡の式内社である雨夜神社は明治時代この地に遷座したようです。雨夜神社の旧社地はこちら。
八坂神社御祭神 素盞嗚尊・奇稻田姫命・應神天皇
雨夜神社御祭神 雨夜神・保食神
社伝によると、約1800年前、神功皇后が三韓出兵の帰途に天下安寧を祈願し、蛇谷山に祇園牛頭天王を祀ったのが当社のはじまりという。祇園牛頭天王宮と称されていたが、神功皇后の御子応神天皇の御願所となり、応神寺とも呼ばれるようになった。以来、歴代天皇の尊崇あつく、神殿の造営並びに修理が繰り返されてきた。
室町時代には、塔頭として応神寺14坊が成立した。その頃の氏子村は、天王・宝泉寺・栃川・乙坂・馬場・市・田中・在田・甑谷・坪谷・真栗・御油・清水山からなる田中の郷13ヶ村であった。
慶長3年(1598)の検地の際には社地1町田5反が寄進され、江戸時代を通じて歴代の福井藩主より朱印を賜っている。明和元年(1764)、三河国西尾藩の陣屋が天王に置かれ、松平和泉守の祈願所となり、祭礼には必ず代参が送られるなど篤く信仰された。
明治時代の神仏分離政策によって神仏習合の長い歴史に終止符を打ち、八坂神社と称され、現在にいたる。
境内由緒書き より
参道入口と一の鳥居
社号標と二の鳥居
参道
神門
参道。左手建物は御膳水(北陸の名水百選)
境内入口、お惚け顔の狛犬。拡大写真はこちら。 | |
(年代不明) |
八坂神社拝殿
拝殿縁側の笏谷狛犬。拡大写真はこちら。 | |
(年代不明) |
八坂神社本殿
雨夜神社社殿
小ぶりだが不敵な面構えの狛犬。拡大写真はこちら。 | |
(明治45年(1912)7月吉日建立) |
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