櫻谷神社

福井市開発3-109(平成24年6月3日)

東経136度14分26.91秒、北緯36度04分38.71秒に鎮座。

 この神社は福井駅の北北東約1kmに鎮座しています。
 入口には「村社櫻谷神社」と記された社号標が立ち、参道には沢山の灯篭と二基の鳥居が建立されています。境内の入口には右に手水舎、左に太鼓のような石造物が配され、正面に二対の狛犬に護られて千鳥破風・唐破風付き入母屋造りのコンクリート製拝殿、神明造りの本殿が建立されています。又、周囲には白山神社、観音堂、忠魂碑等が祀られていました。

 御祭神:大山昨命(櫻谷神社)、伊弉册尊(白山神社)、誉田別尊(八幡神社)
 祭礼日:4月20日、10月9日
 境内社:白山神社、観音堂、忠魂碑
 由緒:開発には櫻谷神社のほか白山神社二柱(東之宮地籍、薄谷地籍)と八幡神社(薄谷地籍)併せて四っの神社があったが大正元年現在地に合祀された。主祭神大山昨命は開拓並びに治山治水を司る神で近江国坂本在日吉大社から勧請された。古く後奈良天皇の天文9年当神社から盗み出された御神体を三國の住人板津善兵衛これを拾うとの伝承がある。また放鷹地から飛び去った鷹を此の神に祈願して還らしめた御神徳のあらたかさを賞でて藩主から馬場の地千歩を賜っている。伊弉册尊は水の神 誉田別尊(応神天皇)は火の神として古くから住民の尊崇を集め戦前には村社の指定を受けて福井県の制札を掲げていた。
 従前の社殿は大正元年の造営によるもので福井大地震や昭和25年のジェーン台風によって損傷が激しいため昭和58年氏子一同相はかって浄財を募り同年10月新社殿の御造営を行った。

4

神社入口
一の明神鳥居
社号標「村社櫻谷神社」 鳥居に掛かる額
参道の様子
二の台輪鳥居 鳥居に掛かる額
境内入口
拝殿前、昭和58年生まれの狛犬
招魂社系に近いですが、鬣や尾の毛の表現が独特ですね。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和58年(1983)10月吉日建立)
千鳥破風・唐破風付き入母屋造りのコンクリート製拝殿
拝殿内の様子
神明造りの本殿

境内社:白山神社
福井復興観音札所 番外六番 開発観音堂
忠魂碑 「鷹が戻った大杉の跡」碑
神楽殿