白山神社

福井市西下野町18-24(平成24年6月2日)

東経136度10分12.75秒、北緯36度3分42.72秒に鎮座。

 この神社は日野川と足羽川の合流地点から2km程遡った日野川右岸近くに鎮座しています。集落と水田の教会付近に位置する神社は、遠く烏の姿が望めます。玉垣が巡る社地の中央付近に社号標と鳥居が立ち、東に延びる参道奥に、大正15年生まれの岩狛さんが護る入母屋造りの拝殿、流造の本殿が建立されています。又、境内隅には昭和23年の福井大地震ででも崩れたのでしょうか?先代の鳥居が置かれていました。

 御祭神:伊弉諾尊、伊弉册尊
 祭礼日:4月10日
 由緒:社伝によると、往古は伊弉册尊を祭神としたが、この川上(旧清水尻村堂ノ前)の伊弉諾尊を祀る社が、水害によって流され、神像も西下野の河端に達したという。その時この神像が竈馬虫(かまどうま:コオロギ)数万匹によって守られていたため、村人がこれを白山神社に奉祀したという。
 後にこの淵を、「コオロギ淵」と言ったと伝えている。
(サイト「足羽神社兼務神社」より)

神社遠景
社頭
神社入口
入口に立つ台輪鳥居
鳥居に掛かる額 社号標
境内の様子
参道の様子
拝殿前、大正15年生まれの岩狛さん
岩狛さんは、佐賀県を中心とした九州北西部にしか居ないと思っていましたが、大正末期には此処まで北上していたのですね。九州の岩狛のスタイルは取り入れていますが、狛犬は福井の子達です。阿吽の位置が反対で、阿は口中に玉を咥えています。吽は鬣と尾の先が頭上でドッキング。一段と派手ですね〜。
狛犬の拡大写真はこちらで
(大正15年(1926)4月建立)
入母屋造りの拝殿
雪囲いを施された本殿
昭和23年の福井大地震ででも崩れたのでしょうか?先代の鳥居が境内に置かれていました。