八幡神社

福井市片粕町61-49(平成24年6月2日)

東経136度10分14.57秒、北緯36度02分38.04秒に鎮座。

 この神社は日野川の西岸の土手の道に入口があります。隣接して「片粕ふれあい会館」が建っています。
 入口に「五社宮」と記されている一の鳥居が立ち、左手に「八幡神社」と刻まれた社号標が見えます。沢山の神社が合祀されて「五社宮」と改称されたのかと思いましたが、現在も正式名称は「八幡神社」だそうです。
 本来は石段の参道が境内まで続いているのですが、このときは工事中。脇の植え込みの外側から登っていきました。境内の入口には二の鳥居が立ち、境内は参道を除いて綺麗に揃った緑の下草が一面に生えています。唐破風付き入母屋造りの拝殿前を昭和5年生まれの出雲狛犬が護り、後方に弊殿と本殿が建立されています。
 又、境内には石仏堂、七重塔が見られ、高台の為、境内からは日野川と遠くに福井の町並みが望める、雰囲気の良い神社でした。

 御祭神:誉田別尊、伊邪那美尊、火産靈命、武甕槌命
 祭礼日:9月15日
 由緒:式内社・大山御板神社の論社の一つ。旧村社。貞観2年(860)3月勧請。永正7年(15100)7月朝倉貞景本社造営。江戸時代は「白山社」と称していた。現在は八幡神社と称し、別に五社神社とも称す。
(「延喜式神社の調査」より)

社頭
入口に立つ一の台輪鳥居
社号標「八幡神社」 鳥居に掛かる額「五社宮」
石段参道と境内入口
境内入口に立つ二の台輪鳥居
境内の様子
手水
拝殿前、昭和5年生まれの出雲狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和5年(1930)6月吉日建立)
唐破風付き入母屋造りの拝殿
拝殿に掛かる額「五社宮」
弊殿と本殿

石仏堂
石仏堂内の藤神様、六地蔵、十六羅漢
七重塔
境内から見える日野川と遠くに福井の町並み