粟嶋神社

福井市上細江町26-38(平成24年6月2日)

東経136度15分07.69秒、北緯36度00分44.17秒に鎮座。

 この神社は足羽駅の南西約700m、集落の南東に鎮座しています。
 入口には神橋が架かり、社地周囲には綺麗に玉垣が廻されています。社号標を左に見て入口の鳥居を潜ると、左手に手水舎が配され、正面奥に出雲風狛犬が護る、入母屋造りの拝殿。本殿縁にも陶器製の狛犬が居るようです。入口左手に地蔵堂、本殿右に境内社等が配されています。全ての境内社に狛犬が居り、特に石祠の末社と地蔵堂には笏谷狛犬が居て、楽しませてくれました。

 御祭神は少彦名命と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等については案内がなく不明です。言い伝えでは、疫病がはやり、神社に祈願すると治まったので、お礼にコメを供え団子にして住民にまいたことが始まりとされる、400年以上前から伝わる伝統行事「だんごまき」が有名なようです。

社頭
神社入口と明神鳥居
鳥居に掛かる額 社号標
入口に架かる神橋
手水舎
境内の様子
拝殿前、大正8年生まれの御当地製・出雲狛犬
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(石工・小和清水 後藤半兵工 大正8年(1919)11月日建立)
入母屋造りの拝殿
拝殿内の様子
本殿側面と正面
本殿縁には陶器製の狛犬が居るようです。

地蔵堂
地蔵堂左側にいる一体だけの笏谷狛犬
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地蔵堂右側にいる笏谷狛犬
手前の一体は胴体が分断され、頭部が転がっていましたが、何とか格好が付く程度に置き換えられました。やや太めのおかっぱさん達です。
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石祠の末社
末社を護る笏谷狛犬
こちらは綺麗に整った完全なる一対です。もみあげの表現が面白いですね。
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境内社
境内社