総社大神宮

越前市京町1-4-35(平成20年11月2日)

東経136度10分6.06秒、北緯35度54分0.47秒に鎮座。

 この神社は武生駅から西へまっすぐ500m程進むと、入口に突き当たります。
 道路から社号標の建つ入口をはいると、参道沿いにはなぜかスナックや居酒屋の様な飲食店が並んでいます。一の鳥居を潜ると右側には社務所が建ち、左側は大きな駐車場になっています。二の鳥居を潜るとやっと境内で、正面には大きな拝殿が建ち、七五三などのご祈祷を受ける方で賑わっていました。境内左の一角には、「越前国府」の石碑が立っていて、境内右側には境内社・忠魂堂と天満宮が祀られています。

 御祭神:大己貴命、天地神霊・五十八末社・其の他六社、国中官社・壱百弐拾六座
 祭礼日:9月15日
 境内社:忠魂堂、天満宮
 由緒:現在も「おそんじゃさん」と呼び親しまれている越前国の總社で、国中の官社を總祀した国司参向の神社でした。古来から越前の代表的な神社として信仰を集めており、歴代の国守領主の崇敬厚く庶民の信仰も盛んで、その賑わいの様子は鎌倉時代の『一遍上人絵伝』にも描かれているそうです。旧社格は県社で、現在の社殿は大正15年6月に竣工しました。

神社遠景
社号標 参道に建つ一の鳥居
参道脇、昭和28年生まれの狛犬
阿吽の位置が反対で、阿は子狛を連れ、吽は透かし模様の入った玉に右前足を乗せています。老成した ライオン顔の狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和28年(1953)4月建立)
境内入口の二の鳥居
拝殿前、建立年代不明の浪速狛犬
この狛犬も「止め事成就狛犬」なのでしょうか?足に止め事願いのコヨリが付けられています。
狛犬の拡大写真はこちらで
拝殿
拝殿、向拝彫刻は狛犬の家族なのですが、金網が張ってあり良く見えません。
拝殿木鼻・狛犬と象
本殿
本殿縁にいる彩色の綺麗な陶器製狛犬
高い塀の外から本殿を覆う硝子越に写真を撮ったので、左側の阿は良く見えたのですが、右側の吽は外の景色が反射してかろうじて顔が見えるかな?…という程度です。
境内社:忠魂堂
境内社:天満宮 社号標と入口
天満宮拝殿 天満宮本殿
「越前国府」の石碑
北参道入口を護る平成2年生まれの狛犬
阿吽の位置が反対で、阿は右前足を上げた下に子狛が掴まり立ちし、吽は模様の入った玉に左前足を乗せています。垂れ耳でやや上向き、鬣のカールや尾の絞り出しが深く彫られ、派手な感じの狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(平成2年(1990)12月吉日建立)
北参道入口