三瓶神社

西予市宇和町岩木(平成20年3月28日)

東経132度28分27.61秒、北緯33度23分35.95秒に鎮座。

この神社は、予讃線・伊予石城駅の北500m程の辺りの高台に鎮座しております。

昔、嵐の翌日、磯辺に三つの瓶が打ち上げられた。そこに棲むホウジョウ(蜷)がその瓶を陸地まで押し上げた。神からの贈り物に違いないと考えた里人は、その瓶を神宝として奉ったという。この言い伝えに基づいて「三瓶」と名付けられた。
「三瓶町」地名の由来(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

このお話には続きがあり、瓶を神宝として小祠を建てて祀り、三瓶神社と称したと言う。しかし白帆を揚げた舟が時化でもないのに転覆することが続いた。そこで、この三つの瓶はきっと平氏の遺品で、白を旗印にした源氏に対する怨みから舟を転覆させるのに違いないと言うことで、海の見えない地に祠を移すことになり、なんと内陸の宇和町の岩木に遷した。その後は舟の転覆事故は無くなったという。それがここ三瓶神社であり、その後50年ごとに、三瓶の地へ帰る三瓶神社還幸が行われることになったという。

参道入り口と社号標

参道

ようやく境内入り口です。

境内入り口の玉乗り狛犬。拡大写真はこちら。

(天保7年(1836)6月吉日建立)

拝殿

本殿

八坂社・龍王宮

本殿裏の末社と狛犬。

小ぶりな体ですが目いっぱい怒り顔で、健気な狛犬です。拡大写真はこちら。

(明治11年(1878)8月吉日建立)

境内の末社

境内

境内から見る景色