伊佐爾波神社

松山市桜谷町173(平成20年3月27日)

東経132度47分25.77秒、北緯33度50分50.4秒に鎮座。

 この神社は、道後公園の北東200m程の辺りに鎮座しております。市内電車・終点道後温泉駅から東へ真っ直ぐ伸びる温泉街の道を行くと正面に石段とその上に鎮座社殿が見えて来ます。嘗ては参道だったのでしょう。途中に大きな一の鳥居が立っています。

道後七郡総鎮守
湯月八幡伊佐爾波神社
日本三大八幡造り・国指定重要文化財
入口に立つ看板に誇らしげに書かれています。因みに後の二つは、京都の石清水八幡、大分の宇佐八幡。

御祭神:譽田別尊・足仲彦尊・氣長足姫尊・市杵島姫尊・湍津姫尊・田心姫命

配神:東照大神・・・・外陣

 延喜式内社で、祭神は、仲哀天皇、神功皇后、応神天皇、三柱姫大神である。
社伝によると仲哀天皇、神功皇后が道後温泉に来浴した時の行在所跡に建てられた神社で、湯月八幡とも呼ばれたという。
 伊佐爾波という社名の起源は諸説あるが、『古事記』に「建内宿禰大臣沙庭に居て、神の命を請ひまつりき。是に大后、帰神して・・・」、『日本書紀』に「建内宿禰に命せて琴撫かしめ、中臣烏賊津使主と喚して審神者(さには)と為す」とあり、これに神聖、清浄なという意味の「い(斎)」が付いたもので、神功皇后に関わる名称ともされる。
松山市教育委員会。抜粋、全文はこちら。

伊佐爾波神社公式サイトはこちら。

嘗ての参道と一の鳥居

神社入口と社号標

135段もある石段。
途中に玉乗り狛犬が居ます。

参道途中の玉乗り狛犬。拡大写真はこちら。

(石工・松前 中矢卯吉 嘉永6年(1853)9月建立)

楼門。京都の石清水八幡宮を模したと言われ、大分の宇佐神宮と並び全国に三例しか無いと言われる八幡造りの社殿。国の重要文化財。楼門を潜ると、中は回廊となっており、ぐるりと一周出来ます。

本殿正面。写真ではやや解りづらいが、階段が三つあり、三社が横に連なった本殿です。額は「湯月八幡宮」。

回廊より伺う本殿

裏側

高良玉垂社 新田霊社

拝殿内にお住いの神殿狛犬。拡大写真はこちら。

屋根の狛瓦