客王(きゃくおう)神社

松山市下伊台町1127 (平成26年1月6日)

東経132度48分09.06秒、北緯33度52分12.54秒に鎮座。

この神社は、松山市の北東5km程の辺り、長閑な山村と言った感じなのですが、松山市へ通勤可能なのでしょうか。ニュータウンのような団地群がチラホラと点在している、そんな中にひっそりと鎮座しております。

御祭神 品陀和氣命(応神天皇)息長帯比売命(神功皇后)木梨軽皇子(允恭天皇の皇太子)

由緒
往古、和気郡斯多那岐より軽皇女が此の地に創誌祀したという。文中年間多幸宮の法皇が参拝し願文を納め、嘉吉2年勝加山城主河野伊予守通光が父通智の遺志に従って社殿を改修し幣帛を奉って祭祀を行ったという。
愛媛県神社庁公式サイト より

往古、允恭天皇の皇太子である木梨軽皇子が妹の軽大娘皇女と愛し合い、近親相姦の罪で皇女が姫原の地に流され、軽皇子を思い創祀したという。
その後皇子は伊予に逃れ、この地に住みその住居を客王子宮と言い、現在の客王神社となったという伝承が有ります。最終的に二人は心中した。
伊予の民話に、昔、真夜中に客王神社の参道を歩いていた男が絶世の美女を見かけて呼び止めようとしたら、スーッと消えてお社の戸がガタンと音を立てて閉まったという言い伝えがあり、二人は常世の国に行き幸せに結ばれたと言われています。
境内由緒書き より。

参道入口

境内入口

境内入口の狛犬。拡大写真はこちら。
(文政11年(1828)戊子8月吉日建立)

境内

拝殿

拝殿内部

本殿


末社