北宇和郡鬼北町興野々(平成20年3月29日)
東経132度42分29.89秒、北緯33度14分54.38秒に鎮座。
この神社は、予土線・出目駅の東1km程の辺り、広見川のすぐ東側に鎮座しております。
町指定有形文化財 一の宮大明神経筒
現在の高鴨神社は、神社史によると「大森城主の朝臣、山敷駄馬(出目、新田松本)に松本一宮大明神を勧請す、其後、若宮と祭り永禄12年9月9日行定宮内、宮本(興野々現在の処)へ渡り一宮大明神を勧請し明治4年高鴨神社と改称す」とある。
この高鴨神社の本殿の奥深くから経筒は発見された。この経筒には次の銘文が彫りつけられている。「一宮大明神、大檀那、源利有、奉納六十六部、聖、九州肥後国求麻郡上村乃住、本願道安千時永正十一天甲戊初秋吉日」即ち源利有の命によって六十六部の道安が法華経一部を経筒に入れて神前に献じたものである。
鬼北町教育委員会
上の説明によれば、奈良県御所市の高鴨神社の御分霊を勧請したのでは無さそうです。しかし御祭神は味耜高彦根神・大己貴神となっており、御所市の高鴨神社の御祭神、阿治須岐高彦根命と同じように見えます。
神社全景
神社入り口
黴の所為でしょうか、やや表情が分り辛い浪速狛犬。拡大写真はこちら。
〆柱の前に居る狛犬。上の狛犬と似ています。同時に奉納されたのでしょうか。拡大写真はこちら。
拝殿と扁額
本殿
裏参道
裏参道を護る玉乗り狛犬。拡大写真はこちら。
(明治32年(1899)3月建立)
境内の末社