大濱八幡神社

今治市大浜町3-1-6(平成20年3月25日)

東経132度59分10.17秒、北緯34度5分46.18秒に鎮座。

 この神社は、しまなみ海道今治北ICの東500m程、参道前は大浜漁港。その漁港から150m程の辺りに鎮座しております。境内の前は八幡神社池が広がり、とても眺めの良い神社です。

乎致命(おちのみこと)九代後裔乎致足尼高縄の創建とあります。八幡神を勧請した際に大濱八幡宮を名乗るが、主神は乎致命である。全文はこちら。

由緒書を読む限り、大山祇神社と同じ越智氏の創建であり、嘗ては一の宮であったようにも書かれていますが、現在では大山祇神社の方がはるかに有名です。やはり瀬戸内航路の要衝だった大三島の方が実入りが良かったのでしょうか。

参道入口と境内に立つ社号標。

参道前の大浜漁港。正面は来島海峡大橋。

参道

境内入口の狛犬。拡大写真はこちら。

願主・大崎屋弥兵衛と台座にあるので江戸時代の建立と思われます。

境内に立つ乎致命と越智氏族の系図。ここが越智氏発祥の地だそうです。しかし由緒書に「応神天皇の御代小千国造に任ぜられ此の大浜の地に館を造り東予地方を開拓した乎致命を祖神として斎き祀り大濱宮を号し・・・」とあります。ようするに国造に任ぜられたのでこの地に来たようです。それなら発祥の地は他にあるような気がします。でも、都から来た貴族が土着して地方豪族に変身し地名の越智氏を名乗るようになった時、初代を神としてこの地に祀ったのかも知れません。それなら発祥の地と言っても良いのでしょうか。

境内

伊予にも有りました。招魂社系狛犬。

(平成17年(2005)10月建立)

拝殿。

拝殿前の狛犬。台座が低い、尻尾が小さい等、古い狛犬の特徴が残っています。拡大写真はこちら。

(寛政4年(1792)8月吉日建立)

拝殿内部と本殿。

八幡神社池

杵築神社

潮富貴神社