別宮大山祇神社

今治市別宮町3(平成20年3月25日)

東経132度59分53.67秒、北緯34度3分56.86秒に鎮座。

 この神社は、予讃線・今治駅の北600m程の辺り、55番札所・別宮山南光坊の隣に鎮座しております。

日本総鎮守三島地御前
別宮大山祇神社由緒
御祭神大山積大神
御祭神大山積大神は、天照大神の兄神で、山の神々の親神にあたられて(古事記、日本書紀)、和田志大神とも云われ(伊予国風土記)、日本民族の祖神として、また、地神、海神兼備の大霊神として海上の安全、交通、産業の守護をはじめ日本の国土全体を守護し給う神であるところから、古代より日本総鎮守と尊称される。
 当神社は、和銅五年(713)越智玉澄公により、大山祇神社(大三島町元国幣大社)の地御前として勧請創建せられ(豫陽盛衰記)、伊予国一の宮の別宮として、創建以来、代々の領主、藩主等は勿論、人々に広く篤く崇敬されてゐる。
境内由緒書

『神の島』といわれる大三島に鎮座する大山祇神社の別宮として伊予国越智郡日吉村の地に別宮大山祇神社が勧請されたのは大宝3年(703年)、異説にあってはそれから9年後の和銅5年(712年)と伝えられている。大山祇神社にはその数24の僧坊があったが、この年、そのうちの南光坊を含む8坊がその別宮の別当寺としてともに遷されたという。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

社号標と神社入口。

日本総鎮守に相応しい、実に堂々としています。拡大写真はこちら。

(文政13年(1830)4月吉祥日建立)

参道。正面の拝殿は県指定有形文化財。

拝殿。詳細はこちら。

本殿

境内の稲荷神社。

社殿

唐破風の下に居る、艶めかしいお狐様。

境内の荒神社

阿奈婆神社由緒
祭神 磐長姫大神
 このお宮は、昔から「阿奈婆さん」といって、親しまれているお宮で大三島の阿奈婆神社から勧請申しあげたお社です。
 ご祭神磐長姫大神は本社のご祭神大山積大神のご長女にあたられ、大変ご長命にあらせられた上、福徳円満の神さまで、「長生の神さま」、「福徳円満の神さま」としてご神徳の高い神さまであります。
 また、特に「下の病」の治癒にすぐれた力をお持ちの神さまとして崇敬者の祈願奉實のため遠近より参拝するものが四時絶えません。
境内由緒書

今治市玉川町の楢原山(1041m)山頂に鎮座する楢原神社。その御分霊がここに祀られているようです。 伝説に満ちた南朝の長慶天皇の遺物があると言う。何時か紹介したいと思います。

伊予構えと云って良いのだろうか。拡大写真はこちら。

(明治29年(1896)9月吉日建立)

社殿

御神木。市指定天然記念物の楠。樹齢300年以上。