喜多浦八幡大神(きたうらはちまんだいじん)神社

今治市伯方町北浦 (平成24年1月13日)

東経133度5分46.58秒、北緯34度13分32.02秒に鎮座。

【神社情報・Rumarin&Saiseiさんより】
しまなみ海道の伯方島ICから北に5km、県道50号線沿いの亀山と呼ばれる小山の上に鎮座しています。

祭神 息長帯比賣命,品陀和気命,伊邪那岐命,伊邪那美命,少名毘古那命,天目一箇命、他配神八柱

この神社は由緒書によると白鳳二年(674)創建で伯方島の名の由来になったとか、伯方・上島の惣社として建てられたと言われています。さらに式外社の伊方神社も合祀され、境内社も数多いところをみると、創建の頃から今まで伯方島を代表する神社であったことがわかります。

注連柱をくぐると、まず「愛染どんす」と呼ばれ恋愛に効くという亀形の石が出迎えてくれます。脇に鶴がいるのは、長寿の利益もあるのだというアピールなのかもしれません。一の鳥居をくぐってから拝殿までの間には三対の狛犬がいて、石段上の狛犬は文化元年のものです。社殿は両脇の境内社共々大きく、境内は広く開放的な感じがしました。また、本殿の西側には二体の狛犬と鯛のような石があり、本殿の真裏には注連縄の巻かれた石が三つ立っています。この石は何かを祀っているものか、磐座か、よくわかりませんでした。

この他、春市の時に芝居が上演されるという江戸時代建立の芝居小屋があります。また、(確認しませんでしたが)拝殿内には1829年に奉納された八幡船の模型が飾られているようです。

社伝によると、白鳳二年(674)閏八月十五日、九州博多の筥崎宮より分霊勧請し、創建さたという。よってこの島を伯方島と名付くと伝えられています。また、一書によれば康平〜延久年間(1058〜1073)に伊豫の國司源頼義の命によって、越智磯磨が伯方上島の惣社として社殿を建て祭祀を行わしめたといわれています。その後、今治藩の祈願所になり、しばしば社参がありました。
合祀伊方神社は、もともと伊方の小御所山に鎮座していましたが承久の乱(1221)後、河野通秀が当社に合祀しました。
境内由緒書き より

亀山と参道

縁結びの亀、愛染どんす。

一の鳥居

石段下の広島型玉乗り狛犬
(年代不明)

伊邪那岐・伊邪那美神社

不明の末社

石段と二の鳥居

石段下は広島型ですが、こちらは愛媛型のようです。
(年代不明)

段上から境内

社殿全景

拝殿

社額と彫刻

本殿


以下末社


表忠之碑

神宮遥拝所

本殿西側

本殿裏

芝居小屋