玉前神社

長生郡一宮町一宮3048 (平成21年3月15)

東経140度21分51.54秒、北緯35度22分20.47秒に鎮座。

この神社は、上総十二社の一社で、JR外房線・上総一ノ宮駅の西500m程の辺りに鎮座しております。住所から想像出来るように上総國一宮。延喜式神名帳では名神大社に分類されている、由緒ある神社です。

ご祭神:玉依姫命
ご由緒
創始は古く詳らかではありませんが、延喜式内名神大社、また上総国一ノ宮として平安時代にはすでに日本の中でも重きをおくべき神社とされていました。明治四年には国幣中社に列しています。
昭和二十三年に当時皇太子であられた今上陛下がご参拝、同二十八年には昭和天皇、平成四年には今上陛下より幣饌料を賜りました。
また千葉平氏上総権介平朝臣広常をはじめ、源頼朝の妻の北条政子懐妊に際して安産祈願の奉幣、徳川家康が神田十五石を寄進するなど武門の崇敬も多く厚いものでした。
境内由緒書より。全文はこちら。

永禄年間(1558〜1570年)の戦火により社殿、および古記録等が焼失した為、創建年代は不明なようです。また、上総十二社まつり(裸まつりとも)が有名で「玉前神社」で検索すると、ヒットするのは祭りばかりです。

神社遠景

神社入り口と社号標

二の鳥居。参道はこの後右に曲がり、さらに石段を登った所に社殿が建っています。

二の鳥居の後ろに居る狛犬。招魂社系に見えますが顔つきがやや違います。特に阿は耳が寝ているせいでしょうか。つるんと丸く異相の顔となっています。

(昭和13年(1938)11月9日建立)

三の鳥居

全体に黒を基調とした渋い社殿

拝殿の木鼻

本殿

これも幣殿といって良いのでしょうか。

境内右手の参集殿

参集殿の中にお住まいの神殿狛犬。拡大写真はこちら。

参集殿の神輿と雛人形

境内の三峯神社

入り口の鳥居と十二神社

明治政府により町内十二の神社がここに合祀されたようです。全文はこちら。

招魂殿。一宮町の日清・日露戦争から大東亜戦争までの戦没者325柱がお祀りされています。

西南戦争紀念碑 征清紀念碑

神楽殿

御神木いす。「なんじゃもんじゃ」とも呼ばれているようです。