白幡神社

長生郡長柄町山之郷236(平成20年3月2日)

東経140度13分28.75秒、北緯35度27分42.11秒に鎮座。

 この神社は長柄浄水場の西約500mに鎮座しています。
 豊かな鎮守の杜の中、参道が150m程も続く奥深い社地を持つ、静かで落ち着いた雰囲気の神社です。この社の拝殿には、嶋村久八郎由勝作の、躍動感に満ち、また細かな細工が施された挙鼻の龍・木鼻の狛犬と象の彫刻が有り、又、本殿頭貫の隈部には木鼻狛犬が四体彫られています。
 又、全く拝見できないのですが、一間社流造の内殿(1804〜18 文化期)は町指定有形文化財に指定されています。

 この社の創建は天正元年(1573)、例祭日は4月23日です。
 この社の御祭神は分かりませんが、白旗神社は、関東地方・東北地方・中部地方に分布する神社で、多くは源頼朝公を主祭神としています。他に源義家・源義経などの源氏の武将、源氏の氏神である八幡神を主祭神とする社もあります。社名は源氏の旗である白旗に因むもので、日本全国に70社あまりがあり、他に境内社として7社ほどがあります。鎌倉幕府のあった神奈川県の他、千葉県に多く、他に茨城県・福島県・岩手県・宮城県・秋田県・富山県・山梨県・静岡県に分布しています。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

社号標 神社入口
鎮守の杜と参道の様子
拝殿
町指定文化財 拝殿の挙鼻・龍
銘文に「彫工房州長峡郡下打墨住 嶋村久八郎由勝作」とあり、名工武志伊八郎の一門と推測されるそうです。(「Nagara Town」より)
拝殿の木鼻・狛犬と象
本殿
本殿頭貫の隈部木鼻・狛犬四体
末社