稲生(いなおい)神社

東金市広瀬403 (令和6年10月31日)

東経140度23分35.77秒、北緯35度32分08.64秒に鎮座。

【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
県道75号線が県道138号線と接する地点から東南に1.16km進んだら岩佐産婦人科の手前の道を左折し、進むこと100mで神社入口です。兎の様な耳をした狐が鎮座する稲荷です。こんな顔幅の広い狐は初めて見た。

御祭神 稲蒼魂命

由緒
東金市広瀬字入江にある。稲蒼魂命を祀る。村社であった。本社は享保一三年(一七二八)三月に創建された。明治元年(一八六八)になって、建物腐朽のため再建された。境内の広さは一一一坪(三六六平方メートル)である。本社は小規模の神社ではあるが、江戸期の享保年間、塚崎新田開発の際、建立されたという由緒をもっている。すなわち、享保八年(一七二三)幕府の許可を得て塚崎新田の開発事業がすすめられたが、北塚崎が家徳村、南塚崎が広瀬村となって、二つの新田村がつくられることになったのが同一三年で、広瀬村では農業神としてこの神社を勧請したのである。以来、広瀬村の守り神として今日にいたっている。なお、本社には子安神社が摂社として祀られている。祭神は木花佐久夜比売命(このはなさくやひめのみこと)である。建立の年時は不明である。また、この社の境内には、「田畑見の塚」と題された、ささやかな碑が建てられている。これは、広瀬村開発の中心となった広瀬家五代目の当主広瀬伝三郎兼直とその友人の大谷八松が広瀬新田造成の記念として、文章と和歌とを刻んだものである。
(以上 東金市デジタル歴史館より抜粋)

不明の社が鎮座する参道入口

参道

鳥居(天保六年(1835)乙未吉日建立・山邊郡廣瀬村 広瀬村開発の中心となった廣瀬傳三郎の名前が読み取れる。)

石灯篭

御神木

拝殿

向拝

本殿と玉垣

本殿

本殿玉垣内の狐。拡大写真はこちら。

(紀元二千六百年記念 昭和18年(1943)3月吉日建立) これだけ顔幅の広い狐は初めて見たかな?

右木鼻 古い屋根飾り

子安神社が摂社として祀られてるのだが、どちらが子安神社か分からない?

三峯神社鳥居。塚になっていて、これが「田畑見の塚」らしい。

石段と手水石

狐と社殿

社殿前の狐。拡大写真はこちら。

(年代不明)

社殿

三峯神社、道祖神社合社記念碑。

広瀬新田造成の記念として、文章と和歌を刻んだ歌碑。