館山市山本(平成23年3月5日)
東経139度53分51.26秒、北緯34度59分49.18秒に鎮座。
この神社は安房地域医療センターの東約250mに鎮座しています。閑かで豊かな鎮守の森の中に鎮座する神社で、入口に石段を上がると灯籠、鳥居が立ち、左手に手水舎が配され、又、末社も祀られています。其の後も10段程度の石段を上がると境内で、左手に入母屋造りの拝殿と神明造りの本殿が建立されています。
御祭神:正哉吾勝速日天忍穂耳尊、桍幡千々姫命、天津彦火瓊々杵尊
祭礼日:10月10日
境内社:一社
由緒:拝殿内の記述に依れば、創建は人皇12代景行天皇53年(123年)冬10月に大祖の三柱の天神を斎祀したのに始まります。
後、人皇71代後三條院御宇延久2年(1070年)庚戌に、初めて鏡浦に放生会祭礼として神輿が出御。現今まで鶴谷八幡宮に出祭の神輿渡御祭が行われています。
因みに、9月14・15日に執り行われる「県指定無形民族文化財・安房国司祭鶴谷八幡宮大祭」通称「やわたんまち」は、平安時代の末期、安房国内に安房・洲宮・下立松原・手力雄・山宮・山荻・莫越山・木幡の八神社の分霊を祠り六所宮と称し、総社に祠って六所祭を行うようになったのが原初といわれています。其の後江戸時代以降加わった社もあり、現在では山車4台・お舟1台・神輿11基が集まる、壮大な祭礼となっています。
山車・出祭神社:神明神社(館山市北条三軒町)、蛭子神社(館山市北条南町)、神明神社(館山市新宿・お船)、諏訪神社(館山市北条六軒町)、神明神社(館山市北条神明町)
神輿・出祭神社:鶴谷八幡宮(館山市八幡)、安房神社(館山市大神宮)、洲宮神社(館山市洲宮)、下立松原神社(南房総市白浜町滝口)、山宮神社(館山市東長田)、山荻神社(館山市山萩)、莫越山神社(南房総市沓見)、手力雄神社(館山市大井)、木幡神社(館山市山本)、高皇産靈神社(館山市高井)、子安神社(館山市湊)
社頭 | |
神社入り口 | |
参道途中に立つ靖国鳥居 | |
末社 | 境内入口 |
境内の様子 | |
拝殿 | |
拝殿に掛かる額「木幡大明神」 | |
拝殿内の様子 柱には「人皇12代景行天皇53年冬10月大祖三柱天神斎祀」 「人皇71代後三條院御宇延久2年庚戌鏡浦神輿出御」の木札が掛かっています。 |
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神明造りの本殿 | |