飯高神社

匝瑳市飯高475 (平成21年4月19日)

東経140度32分00.87秒、北緯35度44分07.67秒に鎮座。

【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
地方道74号と地方道16号線の交差点から南に1.5Km程南下すると左側に妙福寺が在り、妙福寺奥の右側に飯高神社の鳥居があります。

御祭神  御中主命
飯高神社は、明治に神仏分離がなされ妙福寺(飯高1789)より分けられた神社です。
祭神は、御中主命を祀っています。敷地649坪の境内には本殿(銅板葺神明造)、拝殿(瓦葺入母屋造)が建ち並びます。建物は三間社流造で周囲には玉垣を巡らしています。本殿は千葉県指定有形文化財です。玉垣と拝殿は匝瑳市の文化財に指定されています。境内は静かで独特な雰囲気があり、心が休まります。
(以上 千葉の観光まるごと紹介より)。

本殿の建築年代は、「飯高村誌」には延享四年(1747)に建てられたとあるが、屋根銅板の墨書には宝暦八年(1758)の銘が入ったものがあり、ただちに年代を決めることはできない。
(以上 神社案内板による)

管理人の一言。
手水石には妙見宮寶前とあり、明治以前は妙見菩薩を祀った妙見宮の御祭神を御中主命とし、飯高神社と改称したと思われます。

入り口鳥居

参道の石段と境内

拝殿。これだけ補強を施した神社を見るのは初めてです。この先何年持つのか心配ですね。

八日市場市指定文化財
飯高神社拝殿
 建築年代については、不明な点が多いが、現在のところ江戸時代後期頃と考えられている。建物は、正面9.5メートル、側面6.85メートルの入母屋造りで銅版葺きである。正面の龍を模した彫刻は見事であり、他の部分も装飾傾向の強い特徴をもっている。
 天井には、植物を描いた133枚(1枚欠損)の板絵がはめこまれており、構図もしっかりとしている。市内において江戸時代の代表的特徴を有し、優れた建造物である。
八日市場市教育委員

拝殿の補強

拝殿内天井

向拝下の龍

木鼻と木鼻跡

左右瑞垣と本殿

本殿。瑞垣と本殿の説明はこちら。

本殿前の狛犬

ロボット的風貌の狛犬は右が阿で、左が吽です。 頭の上の出っ張りの形状も、微妙に異なる様です。拡大写真はこちら。

安永(1772)の文字が台座に見えます。

本殿。拡大写真はこちら。

手水石と石灯篭

妙福寺