稲生(いなおい)神社

匝瑳市亀崎130 (平成23年2月13日)

東経140度30分33.55秒、北緯35度42分1.59秒に鎮座。

【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
国道296号線が県道109号線と交差する交差点から296号線を南東へ1.4Km進み右折し、道なりに300m程進めば右側に在ります。

毎年二月中旬の日曜日に稲生神社の境内に祀られている子安神社で女性だけの仏教行事「如意輪参り」が行われるので、これに合わせて神社を見学する事に。如意輪参りは、隣の亀崎コミニュティーセンター横の養淨寺から稲生神社までを万燈 を先頭に踊りながら練り歩き、更に境内の中で踊ります。如意輪参りは、如意輪観音の子安信仰に基づく安産祈願の行事で、村の古老の話では400年程の歴史があるそうです。

管理人の一言。
如意輪観音の姿は、観音菩薩が如意宝珠の三昧(精神を集中して心を乱さない状態)に入った姿ともいわれ、柔和な姿から女性の徳を表現し、如意輪観音を祀る女人信仰の十九夜講(女性はお産や月経で穢れた身だから死後は血の池地獄に落ちるとされ、救済されるには女人講に集って如意輪観音菩薩に祈るようにと各宗派が説いていた)が江戸時代後期に安産や子育ての子安信仰へ変化していった。千葉県北部には子安塔も多く、女人講が盛んだったようです。

神社入り口

鳥居と社殿

社殿
手水石 石灯篭
末社 金毘羅大権現.
安永五年の金精様

子安神社

お供え物

養浄寺の万燈。初めはここで踊ります。

万燈。青空に映える万燈が綺麗でした。

お囃子と今日の演舞表。○●と△▲で出来ている、囃子の楽譜?。これでちゃんと分かるようです。

神社に向かう

踊りながら神社へ。万燈持ちは交代しながら進んで行きます。

鳥居を通過する万燈

境内を回ります

境内での踊り

最後はおにぎりでした。おにぎりを食べたり、お菓子を食べたり賑やかでした。