匝瑳市今泉5412 (平成28年1月15日)
東経140度34分03.49秒、北緯35度39分46.48秒に鎮座。
【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
地方道48号線沿いの野栄中学校から西に約400mの地点に鎮座しています。
この日は酒豪を競い合う行事、ひげなで三杯が行われる日なので来てみたのだが、思いも寄らない狛犬さんに出会えて大収穫。しかし本殿横の狛犬さんの台座と狛犬の年代が異なるのは、気になる点でした。
ご祭神 倉稲魂命
由緒
当社は元和元年五月(西暦一六一五年)大阪夏の陣の折り、小川和泉守は豊臣方の大阪城守護武士で合戦に参戦するも敗れ帰途京都伏見稲荷神社(現在伏見稲荷大社)に寄り稲荷の分霊を勧請し下総の国和泉の地に分霊を祀り日々朝夕崇拝した。慶安五年(西暦一六五二年)壬申四月二十日小河理兵衛氏が和泉稲生の地に神社を建立祀られ、村作りの時天変地変から村を護り、家内安全、子孫長久、五穀豊穣、氏子一同の繁栄を祈り今日に至る。
(改修工事記念碑より一部抜粋)
一の鳥居と幟
社号標
二の鳥居
三の鳥居
神額
境内
御神木
石祠 | 石灯篭 |
石祠
村社昇格記念碑など
元文元年製手水石 | |
香取大神宮
泉の跡。この地を通った疲れた軍馬に泉水を与えたところ、回復したのでこの地を今泉としたそうです。
狐など
拝殿
神額
拝殿内部神額
拝殿左側
笏谷狛犬を彷彿させるカールした鬣のユニークな狛犬。拡大写真はこちら。 | |
(宝暦9年(1759)己卯9月15日建立) |
これ又ユニークなはじめ狛犬。拡大写真はこちら。 | |
(享保2年(1717)丁酉12月建立) (台座は延享) |
本殿
ひげなで三杯
稲生神社で、毎年1月15日、五穀豊穣、家内安全を願いひげなで三杯が行われます。
この行事は今泉の16集落の当番区が、昔からのしきたりにより、かみしも、はかま姿の座奉行(小学校入学前後の子ども)二人が東西に分かれて、他の集落の氏子を小椀、中椀、大椀の順で杯を接待したあと、酒豪2名づつが東西に分かれて酒を競って飲むものです。
競い合う杯は大椀(約1.5合)と小椀(約0.7合)の二つがあり、対戦相手の了解のもとどちらで競い合うかが決められ、ひげをなでると酒を三杯飲み干すユニークなならわしです。なお、勝敗は杯を先に置いた方が負けとなります。(匝瑳市公式サイトより)
酒
膳
式典
座奉行の接待
疲れてダウン
ひげなで三杯。先に杯を置いた者が負けだそうです。
和紙の中身。炒った米と切った大根。
御神体引き渡しの儀
ご神体を持った当番の方は、境内を出るまで後ろを振り向いてはいけません。