稲荷神社

山武市蓮沼ニ2313 (平成21年9月21日)

東経140度29分11.24秒、北緯35度35分41.70秒に鎮座。

【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
地方道58号が県道122号と交差する交差点(蓮沼村二)より330m程西側に位置します。

御祭神 倉稲魂命

由緒
稲荷神社の創建は伝承によると、前里の小川家「現当主哲一氏」の祖が深くかかわっていると云う。御神体の神鏡及び稲穂は、小川家の祖が寄進したものである。此の村の神職の家系に代々親から子孫へと伝えられている。
古文書等によれば弘長二年(一二六二)、京都伏見稲荷大社分霊を勧請とある。弘長年間は、鎌倉の初期の頃である。時、既に南蓮沼村に、村人が存在したと思われる。祭神は、倉稲魂命、享保二十年(一七三五)第一一五代桜町天皇より、稲荷大明神に宣下されたものである。
此の浦に於いて、漁業は、特に江戸時代地引網業は有数にして大規模な漁法で、村にも網主なる者達が大漁と村民繁昌を祈願して、当稲荷神社の大鳥居を寄進した。この鳥居は近在の産ではなく、遠く船にて運ばれた御影石である。元文四巳年九月吉日(一七三九)である。願主は当時の網主秋葉太兵衛現九区立沢の秋葉誠氏の祖であり、土屋金右衛門は立沢土屋金次郎氏の祖、土屋伝左衛門は八区蛭田土屋省後氏の祖である。この大鳥居を、蓮沼村文化財保護条例に基づき、村の指定有形文化財として永くとどむるものとする。
(以上蓮沼村教育委員会 稲荷神社大鳥居案内板による)。原文はこちら。

神社入り口

文化財の二の鳥居

参道

狛犬と拝殿

台座の文字は読めないようですが、1700年代中頃でしょうか。ひょとすると鳥居と同じ元文四年かも知れません。保存状態も良好な素晴らしい江戸狛犬です。拡大写真はこちら。

神額と本殿

本殿裏側の狐さんと石祠

水桶のカエル

寶永八年の手水石