佐倉市馬渡1291 (平成22年1月16日)
東経140度13分42.55秒、北緯35度39分57.46秒に鎮座。
【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
国道51号線を千葉から佐倉に向かい、佐倉市馬渡地区に入ると千成ラーメンが右に見え、緩やかな下り坂を400m程下ったら最初の交差点を左折し140m程で左側が神社です。また右側には田中酒造があります。神社の裏山は下総まわたし宿百観音です。
幹線道路(成田街道)から近いので、参拝する気になれば簡単に立寄れる神社です。
八坂神社のある馬渡地区は江戸から明治に掛けて宿場であったため、正岡子規も成田山に行った際、この地に宿泊したそうです。
御祭神:須佐之男命・天照皇大神
由緒
建年代は不詳だが、『大日本知名辞典』に馬渡は、「千葉より佐倉に往来する大路之を貫き馬渡を以て駅付けとする」とあり、他村より早く開けた土地で、徳川時代の繁栄は察するに余りあり、南北に一貫する大路を見下ろす東南の丘山に社殿は鎮座する。御祭神須佐之男命は国土の守護神。8月1日の例祭は「祇園祭」とも称し、往時より1週間に渡る神幸祭を持続し、賽客遠近より集まること今も変わりない。境内地末社4社が合祀されている。市文化財に指定されている巨杉の御神木がある。
(以上 神社のひろば 神社探検隊による)
神社入り口
神額
手水舎 | 月山の石碑 |
辻切りの一種か? この近所では、墓石の周囲も同様に 竹と藁で囲っているようです。 悪霊が寄り付かないようにする為でしょうか? 管理人 辻切り(道切り)は境界のバリアー。 普通境内には置かれないでは。?? |
参道の石段
向拝
享和三年製石灯籠 | 右木鼻。何処となく今風な木鼻。 |
拝殿前、獅子山の狛犬。「狛犬小僧」さんは石灯籠と同じ享和三年(1803)に近いか?・・・と言っております。台座の写真を穴が開く程眺めましたが、年号は判りませんでした。しかし、奉納された方々に姓が無く國六とか藤治郎といった名前なので、江戸時代には間違いありません。狛犬の形から勝手に想像すれば、1800年代後半、幕末に近いかも知れません。拡大写真はこちら。
本殿
天神社 | 三峯神社 |
山王神社と稲荷神社
社日と御神木。佐倉市や酒々井では木の根元に社日を設置する傾向にあるようです。社日の説明はこちら。
各地に見られるミニ観音霊場の一つのようです。
向かい側の田中酒造。創業天保元年。