麻賀多(まかた)神社

佐倉市大篠塚1106 (平成22年10月29日)

東経140度13分1.35秒、北緯35度40分43.29秒に鎮座。

【神社情報・・1948さんより】
地図に掲載されていない道(私道?)なので、地元の人に訊きました。「うちの地区の神社は・・・」と教えてくれました。「うちの地区だけではないけど」とも。杜の入口から下り坂で、坂の終わり右側に参道入口があります。入口の右側には観音堂がありました。入口から社殿までの参道は長く、今下った分だけ上ったような気がしました。手水鉢には「明和七年(1770年)九月吉日」の銘がありました。社殿は南向きで、北側は直ぐ東関東自動車道です。自動車の走行音が聞こえてきます。

御祭神 稚産霊命
創建は明応元年(1492年)9月10日(神社明細帳)。大篠塚・小篠塚2区の産土神である。由緒は明瞭でないが氏子は2部落に及び古代より五穀の神として崇敬せられた社である。祭礼は10月15日。(佐倉市誌資料)
白井市のご近所紹介 麻賀多神社縁起 より

平成26年10月「狛犬小僧」さんよりメールを戴きました。
「既にこの神社は狛犬見聞録で訪問済みですが、境内で五社様(社日)を見つけましたので報告いたします。」
木で作られた物で、寡聞にして初めて知りました。最後に追加しました。

神社の杜

杜の入口

参道入口

浅間神社?

両部鳥居と「麻賀多大明神」の額

参道

拝殿

本殿


明和7年(1770)庚寅9月吉日建立の手水鉢。菊水の文様は初めて見たような。

子安観世音菩薩、天満宮他

以下不明の末社


以下「狛犬小僧」さんよりの五社様。

ここの五社様は祭神が若干異なり、更に石でなく木柱なのが特徴です。祭典は毎年二月と九月に行うそうですが、木柱を建てるのは9月だけと見受けられました。
千葉県神社庁出版の「房総の伊勢信仰」によると、柱の奉製は年番の当主が自ら角材を削りだし奉書している。この形式は常時鎮座する石柱を作成する以前の古い形を受け継いでいる、と書かれていています。
また不思議と「房総の伊勢信仰」の中には社日との言葉は全く出てきませんが、神社での正式名称は五社様なのでしょうか?

天照皇大神 倉稲魂命・豊受姫命
稚産霊命・五穀豊饒 古い五社様
紛れも無く五角形