柏原神社

大網白里市小西761 (平成21年4月19日)

東経140度18分51.8秒、北緯35度32分55.23秒に鎮座。

【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
柏原神社(かしわばらじんじゃ)
去年の5月に一度この神社の表参道である正法寺に来たのだが、参道の入り口が直ぐには分からなかったので、あっさりと退散。二度目はこの近くの小西城址が高速道路(圏央道)の工事で無くなるとの話を聞いて、壊れる前に見ておかねばと思い、城跡見物を兼ねて再度来た訳です。二度目となると直ぐに石灯篭の間が表参道だなと見当が付き、長い坂の参道だがあっけなく拝殿に着いてしまいました。それにしても、表参道がお墓の間とは変わった参道です。裏参道は残念ながら道路入り口をガス会社に買い取られてしまったらしく、進入禁止となっていました。裏参道からなら1分程度で本殿に到着です。

由緒
もみの木の案内板には長禄元年(1457年)に鎮座となっています。また、神社の広場神社探検隊では永正十四年(1517年)十二月二十四日の創立とのことです。
御祭神 神武天皇

管理人の一言。
御祭神が神武天皇で柏原神社。神武天皇を祀る、奈良県橿原市の橿原神宮(かしはらじんぐう)の創建は明治21年。橿と柏。若干違いますが、ここから勧請したのでしょうか。何れにせよ江戸時代は正法寺の鎮守社であったと思われます。手水鉢に柏原大明神の文字が見えるので、明治の明神号禁止に伴い御祭神を変更したようです。

入り口の正法寺。

正法寺は、1458年(長禄2年)小西城主原行朝が、その居館に建てた阿弥陀堂を法華堂に改めたのが始まりと言い、妙光院日意の開山と伝えられる。七世日悟の代の1582年(天正10年)、日祐を招いて寺内に小西檀林を開き、学僧を育成し、明治の初めまで学問寺として栄えた。近世の朱印は20石。
『ウィキペディア(Wikipedia)』より。教育委員会の説明はこちら。

墓地の中の神社入り口

急な参道

一の鳥居

二の鳥居と石段。小西城の塁石を、小西檀林の学僧達が運んで作った石段です。小西城はウイキべディアによると享禄年間(1528〜1531年)に原胤定が築いたとされる平山城ですが、1400年中期の説も有り。

三の鳥居

手水舎と享保十一年製の手水石。「柏原大明神」と書かれています。

狛犬と拝殿

個性的な顔立ち、享和の狛犬。

(享和2年(1802)壬戌正月吉日建立)

拝殿前の岡崎型狛犬

拝殿

本殿

裏参道、一と二の鳥居

常夜燈 御神木のもみの木