諏訪神社

成田市新妻266 (平成23年10月30日) (平成25年1月20日)

東経140度19分14.07秒、北緯35度48分43.1秒に鎮座。

【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
すでに狛犬見聞録では訪問済みですが、1月20日は「鯉切りおびしゃ」なので再訪してみました。神社に着くと、既にお菓子が目当ての数人の子供達が、ゲームをしながらおびしゃの始まりを待っていました。恐らく大量のお菓子が撒かれることと思います。おびしゃは突然関係者が現れ、手水石の水で手を清めてから始まりました。こちらは撮影の準備が出来て無かったので、慌てて撮影する羽目に。

鯉切りおびしゃの由緒
伝承によれば、源頼朝が奥州征伐の際に新妻地区に立ち寄り、つくも川(現在の根木名川)で捕れた鯉を献上して、武運長久・戦勝を祈願し大変喜ばれたといわれ、その後、五穀豊穣・区民の幸福を祈願するために行われるようになりました。この神事、数年前までは毎年1月20日に行われていましたが、現在では20日以前の最も近い日曜日となりました。また、諏訪神社の拝殿が再建された昭和55年以前は、当堂とうど(1年間御神体を守ってきた当番)の家で行われていました。
(以上 成田市ホームページ 成田歴史玉手箱より一部抜粋)

境内と石燈篭

神額と石燈篭の台座

拝殿。これからおびしゃが始まるので、長老が一人で留守番をしてました。

石祠 天満宮
石祠 石祠

供物

おびしゃの飾り。上から、コンニャク、里芋、人参、大根で一番下がゴボウのようです。これは初めて見ましたね。

おびしゃの飾り 鶴と亀。利根川流域の祭事ではよく見かけますね。
米、芋、松、竹などで構成されています。

神事中

鯉切り役。鯉切りは大役なので、皆さんに断られてここで予定通り真打(当堂のお孫さん)登場。

鯉切り儀式中

実際に鯉を切ることはありません。包丁の上に和紙を乗せて、鯉の上を左右にスライドさせます。

鯉切り終了

お菓子撒き。豊年だ、万作だと叫び、お菓子を撒き散らします。お菓子は近所の子供が全て頂きました。

無罪放免の鯉。最後に鯉は近くの川に放流されるそうです。