道陸(どうろく)神社

成田市新田(平成17年11月6日)

この神社は成田国際空港の下をトンネルで通っている44号線の東峰信号から北に入り花植木センターの信号角に鎮座しています。今回、成田方面で周った神社の中での、唯一の狛犬が居た神社です。千葉県は狛犬不作地帯という噂は知っていましたが、前回海沿いを周ったときにはたくさんの良い狛犬を見てきたので信じられませんでしたが、この辺りはまさにその通りでした。この神社の社殿脇には多くの小さな道祖神の祠や文字碑が置いてありました。これは道陸神とは道祖神、道祖王、塞神(さえのかみ、さいのかみ)、岐神(くなどのかみ)、船戸神(ふなどのかみ)、障神(しょうしん)、衢神(くしん)、八衢神(やちまたのかみ)、道俣神(ちまたのかみ)などと、色々な呼称で親しまれている神様のことで、一般的には道祖神と呼ばれることが多く、道や分かれ道、土地の分かれ目などを示す神、交通安全 と防疫の神、特に足の神様として信仰が厚い為の様です。(Japanese legend,folklore参照)

神社全景 社殿
社殿の周りに置かれた道祖神の文字碑や祠。殆どが10cm〜15cmの小さな物です。
平成15年5月吉日建立の阿吽が反対位置の狛犬です。
平成に入ってからは、あの厳めしい大量生産型のしょうわ狛犬ではなく、
この狛犬のように少し個性的な狛犬が生産されるようになり、面白みが出てきました。