流山市小屋75(平成17年8月7日)
常磐自動車道・流山ICを出て5号線を北に約700m、バス停香取神社前にこの神社は鎮座しています。入り口には枯れたご神木の巨幹が注連縄を張って保存され、随神門や境内社が多数ある桐ヶ谷の総鎮守です。案内によると江戸時代には桐明神と呼ばれ後香取神社と改称したようです。御祭神は経津主命。源頼朝が戦勝祈願したとも伝えられています。
(石工・野田下町 弥市 文化元年(1804)正月)
注連縄を張って保存された
枯れたご神木
庚申塔、青面金剛の文字碑
随神門
門内の石造の随神さん。雅で柔和な良いお顔をしています。
拝殿
本殿
江戸末期、江戸狛犬の黄金時代に、江戸のみ為らず周辺の石工さんにも、このような名品を造れる人がいたのですね。散々南部の変わり狛犬を見てきた身には、とても新鮮に映ります。阿は宝珠、吽は角付き。石が良いのか保存が良いのか200年経た今でも身体の模様や鬣の流れなど綺麗に残っています。
吽の後ろ姿
阿の尻尾
社叢の様子
境内社・風神、羽黒大権現、第六天神、
大杉神社、雷神、熊野大権現
境内社・待道大権現
境内社・稲荷神社