鷲神社

茂原市鷲巣18(平成21年3月15日)

東経140度16分59.15秒、北緯35度25分31.36秒に鎮座。

 この神社は茂原公園南西に鎮座しています。茂原公園を背景に鎮守の杜が豊かな気持ちの良い神社でした。

 この社に案内は無く、御祭神・勧請年月・縁起・沿革等は全て不明ですが、ネットで鷲神社を検索したところ、次のような興味深い話が載っていました。
 「酉の市の由来」
 酉の市の由来は、神道と仏教の双方から、それぞれ異なる解説がされる。
 神道の解説では、大酉祭の日に立った市を、酉の市の起源とする。大鳥神社(鷲神社)の祭神である日本武尊が、東征の戦勝祈願を鷲宮神社で行い、祝勝を花畑の大鷲神社の地で行った。これにちなみ、日本武尊が亡くなった日とされる11月の酉の日(鷲宮神社では12月の初酉の日)には大酉祭が行われる。また、浅草・鷲神社の社伝では、日本武尊が鷲神社に戦勝のお礼参りをしたのが11月の酉の日であり、その際、社前の松に武具の熊手を立て掛けたことから、大酉祭を行い、熊手を縁起物とするとしている。
 仏教(浅草酉の寺・長国寺)の解説では、鷲妙見大菩薩(鷲大明神)の開帳日に立った市を酉の市の起源とする。1265年(文永2年)11月の酉の日、日蓮宗の宗祖・日蓮上人が、上総国鷲巣(現・千葉県茂原市)の小早川家(現・大本山鷲山寺)に滞在の折、国家平穏を祈ったところ、金星が明るく輝きだし、鷲妙見大菩薩が現れ出た。これにちなみ、浅草の長国寺では、創建以来、11月の酉の日に鷲山寺から鷲妙見大菩薩の出開帳が行われた。その後1771年(明和8年)長国寺に鷲妙見大菩薩が勧請され、11月の酉の日に開帳されるようになった。
(「goo Wikipedia」より)
 大本山鷲山寺はこの社の東約200mにあり、江戸時代までは別当寺と鎮守社の関係にあったものと思われます。この由来記を見る限りでは、現在酉の市で有名な浅草鷲神社の大元はこの社のように考えられますが…。

社頭
入口の明神鳥居 社号標
参道・境内の様子
社殿
末社 境内左の竹林