下立松原神社

南房総市千倉町牧田(平成17年3月6日)

御祭神は天日鷲尊、木花比売命、月読命で、式内社というが創建は良く分りません。千倉駅から200メートル位ですが地図にも記載が無く、始めは入口が分らず御霊白幡大明神の社殿を下立松原神社と思っていました。もう一カ所右手奥にも社殿が見えたのでそちらに向かうとそちらが本殿で、最後に本来の入口に辿り着くという無様な参拝になってしまいました。本殿正面には樹齢600年という杉の大木が二本そびえ、その奥に社殿が見えるという昼なお薄暗い鎮守の森に包まれた、何かおどろおどろしい雰囲気の神社でした。境内には経塚や、頼朝公馬洗池跡があり、かっては武将の尊崇が厚く、源頼朝公、里見義実公も太刀を献納し武運を祈っていたといいます。

(嘉永4年(1851)9月吉日建立  石工・善八)

入口にあった式内社の石碑

ご神木の大杉のそびえる
向こうに見える社殿覆い屋

格子越しに撮した彫刻の施された美しい本殿

顎髭が特徴のニィ〜ッと笑う奥目の愛嬌者狛犬

源頼朝縁の経塚

      頼朝公馬洗い池跡。
水の濁った汚い単なる水たまりの様に見える。

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