賀茂神社

南房総市加茂 (平成17年3月6日)

この神社の創社は712年(和銅5)といわれています。1912年には、周辺の18社に及ぶ神社の御神体を合わせて祭ることになり、地域の信仰の中心的存在となりました。
本殿(一間社流造り)は1574年(天正2年)の建立で県の文化財。蟇股や妻飾・軒まわりの構成に、室町末期の地方的特色をよく残しているそうです。
御祭神は別雷神で、毎年8月1・2日に行われる例祭(八朔祭)に奉納される三番叟と花踊りは五穀豊穰などを祈る古代の奉納舞を今に伝える貴重な民俗芸能として、いずれも県指定文化財となっています。1日の朔日祭(ついたちさい)、2日の例大祭を総称して八朔祭と呼んでいます。
長閑な田園風景の中、杉の樹叢の深い小山に、静かで落ち着いた佇まいを見せる気持ちの良い神社でした。

(慶應元年(1865)11月建立)

一の鳥居。
遙か彼方に鎮守の森が見えます。
それにしても鳥木と柱だけの
鳥居は始めてみました。

階段途中の両部鳥居

拝殿

本殿

顔の凹凸が余り見られない江戸流れ狛犬

灯籠に居た狛犬さん2匹

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