厳島神社

南房総市白浜町白浜629 (平成29年7月1日)

【神社情報・1948さんより】
野島埼灯台の手前に鎮座しています。

御祭神 市杵島姫命

御由緒
嚴島神社は、「通称・野島辨財天」と呼ばれ地域の人々に親しまれています。
祭神は、市杵島姫命を祀っています。敷地112坪の境内には、本殿(銅板葺神明造)、幣殿(銅板葺切妻造)、拝殿(瓦葺入母屋造)が建ち並びます。
古来から福の神として人々の信心が篤い社です。
安房の名工武田石翁が19歳の時の作品の七福神の像(南房総市指定有形文化財)が置かれ、その中の弁財天だけが社内に祀られています。また、矢鏃の石も置かれております。南房里見八犬伝の祖、里見義実公が武運を祈願して「野島山」の三文字を記したと伝えられています。
まるごとe!ちば > 厳島神社 より

境内七福神の石像作者、武田石翁の他の作品としては、館山市船形833の諏訪神社の狛犬(安政二歳次乙卯(1855年)七月二十六日吉祥)があります。
この狛犬について、「狛犬小僧」さんが「(平成29年3月4日の)火事で若干色が変化した様ですが無事」と。

入口

一の鳥居

参道

境内

石祠右・浅間神社、句碑・昭和44年(1969年)建立。「あの雲は稲妻を待つたより哉」

二の鳥居

稲荷社

矢鏃(やじり)の石

拝殿、写真右側に海岸。

手水舎

武田石翁の七福神、男達は野ざらし。1 布袋。2 寿老人。3 福禄寿。4 毘沙門天。5 恵比寿。6 大黒天。

不明

潮風を受け摩耗した狛犬。拡大写真はこちら。
(安政2年(1855)乙卯7月26日建立)

狛犬に文字は刻まれていないが、神社に保管されている棟札に「奉納 安政二歳次乙卯(1855年)七月二十六日吉祥 駒犬別願主 板屋助三郎 柴田平七 細工本石(名カ) 武田石翁」と書かれているとされ、武田石翁76歳の作品と分かる。
たてやまフィールドミュージアム>石彫師 武田石翁を訪ねて 1.(館山市編)>(1)諏訪神社の狛犬 より

本殿

野島埼灯台(国の登録有形文化財)、写真左側が神社