荒磯魚見根神社

南房総市千倉町忽戸1042 (平成23年2月11日)

東経139度57分46.67秒、北緯34度56分37.57秒に鎮座。

この神社は、房総半島南端に近い千倉町忽戸集落の西外れに鎮座しております。フェニックスが生える境内に赤い社殿等、何やら南国的な景色の神社であります。

御祭神 天兒屋根命
宝暦年間(1751〜1764)春日神社として創建、寛政4年(1792)現社号に改める。隣接地の八雲神社・熊野三社・八幡神社を昭和初期に合併し合祀する。荒磯の忽戸の鼻を見渡す魚見根公園の中腹に海上安全・大漁・岡満作の氏神として、社名に相応しく鎮座する。湯立ては今に残る珍しい神事で、忽戸漁業協同組合主催で1月2日午前に境内で行われる。従来は12日が定例であったが、昭和58年から2日に改められた。
千葉県神社庁公式サイトより。

白雉年間忽戸村開村以来、忽戸(古くは古津度)区民の氏神「春日さま」として崇敬厚く「天下太平」「大漁万作」の守護神とされている。且っては春日神社と称し奈良春日大社を魚見根山に勧請して氏神としましたが、江戸時代にこの地の風土に相応しい、荒磯魚見根神社に社名を変更されました。
祭神天児屋根命は日本神話の「天の岩戸」開きで大神詞を立派に奏し、天照大神の出現を祈り其の美辞を賞せられ、天孫降臨で祭りを執り行い勅命を授かる。中臣藤原氏は其の子孫で代々朝廷の祭祀を司ったと云う。
七月第二土曜・日曜日の祭礼には千葉県指定無形文化財である忽戸三番叟が奉納される。
境内由緒書より。

神社入口

鳥居

参道

大きな目と渦を巻いた長い鬣がユニークな江戸流れ。拡大写真はこちら。

(弘化2年(1845)乙巳6月吉日建立)

拝殿

拝殿に掛かる社額

拝殿より伺う本殿


石祠

境内より見る街並みと海