中根妙見神社

松戸市中根374 (平成24年11月4日)

東経139度55分16.46秒、北緯35度48分14.31秒に鎮座。

【神社情報・1948さんより】
常磐線「馬橋」駅より南へ徒歩10分程の所に鎮座しています。賽銭箱の紋は千葉氏の月星紋です。

御祭神 妙見神社の祭神は、神仏混合禁止によって国常立命に改められましたが、それ以前は、千葉氏の守護神である妙見菩薩でした。

【中根妙見神社伝説】
九州千葉氏の祖であった千葉胤貞(たねさだ)は、肥前国(佐賀県)にも所領があり、何回か肥前と下総を往復しますが、南北朝の混乱期で戦い疲れた胤貞が中根城へ戻ったところ、城が荒廃していたそうです。この城主の痛ましい姿を見た農民が傍らの松の枝を三本折り、憩いの場所を作ってあげました。そして、妙見神社は、その跡に建てられたものと伝えられています。農民はそのとき「三枝松」の姓をもらい、明治の初め頃までの千葉妙見社祭礼の際の開扉は、馬橋の三枝松氏が行うようになったそうです。
旧、松戸市公式サイト>回廊マップ (上本郷地区・Part2) より

入口

鳥居と境内

手水舎

拝殿と狛犬

拝殿前の江戸流れ。拡大写真はこちら。
(明治29年(1896)12月吉日建立)

賽銭箱社紋・月星

向拝龍

屋根上の飛び狛

奥殿

参道脇、御神名不明

境内

庚申塔

中根妙見神社は水戸街道の東台地上にあり老樹鬱蒼として神々しく氏子尊崇の神域であったが年を経て社殿は古び先代氏子諸氏が改築を企図されたが実現をみるに至らなかった。近年この地方の住宅地工業団地としての発展はめざましく土地区画整理事業による開発も大いにおこり妙見神社社殿ま□一時解体されたが民心の安定郷土意識のまりとともに社殿再建への気運が澎湃としておこっった。しかし事業の完遂は容易になし得ることではなかったが先代氏子諸賢がこのために蓄積された資産と中根新作土地区画整理組合の援助および当代氏子諸氏の熱意と努力により社殿の再建と公民館建設の大事業はなし遂げられた。こゝにその経緯を記して先代氏子諸賢の功績をたゝえ永く後世につたえる。