八幡神社

木更津市上烏田893(平成19年2月4日)

 この神社は館山自動車道・木更津南Jctの南東約900mの鳥田川左岸の山際に鎮座しています。社地入り口に水地蔵大菩薩と延命地蔵大菩薩等が祀られている、未だ神仏混淆の名残が見られる神社でした。
 上烏田地区の産土神社ですが、案内が無く創建・由緒は不明です。御祭神は誉田別命と思われますが、ここ上烏田には源頼朝が鎌倉に幕府を開いて以来、鎌倉道が通っており、鎌倉との往来も頻繁に行われていたのでしょうから、鎌倉八幡宮からの分霊勧請かも知れません。

社号標「村社 八幡神社」 階段の参道
境内の様子 拝殿
本殿 拝殿内にはこの様な不思議な物が
置かれていました。
文政8年(1825)生まれの狛犬です。
もう190年も生きているのに殆ど損傷はありません。
顔の造りは好きですが、彫りが深く堅く、鬣も少し流れが単調な様に見えます。
狛犬の拡大写真はこちらで
(文政8年(1825)8月建立)
入口脇に祀られた
水地蔵大菩薩と延命地蔵大菩薩
入口脇に祀られた
庚申塔と末社