山神社

君津市長石(平成19年2月11日)

 この神社は163号線・根本信号から北に入り、根本と小糸大谷の境界あたりで二股を左に入り、犬の散歩の方くらいしか利用しないと思われる山あいの気持ちの良い道路を進むと、左手に鎮座しています。十数段の階段を上がると、すぐに目の前が拝殿です。そしてその拝殿手前の灯籠前には、極小さな、けれどしっかりとした造りの、味のある狛犬さんがいました。
 案内が無く、創建・由緒は不明です。

神社入口
参道は階段です
境内右端の庚申塔二基
三猿像と青面金剛像
昭和46年生まれの小さな狛犬です。この頃は岡崎しょうわの全盛時代ですが、この地域では未だこんなに可愛い江戸狛犬の流れを汲む狛犬が造られていたのですね。狛犬ファンにとっては、この辺りはお宝がそこかしこで見られる宝庫ですね。目はどうも彩色がされている様で、顎髭が鍾馗様のようで格好いいし、牙が八重歯の様に少し外側に出ていて可愛いですね〜。
  
(昭和46年5月建立)
拝殿 本殿覆い屋
境内の鬱蒼とした様子 境内右端の灯籠の影では、もっと小さい先代さんが隠れん坊をしていました。
そこでチョットお出まし願い、お姿を拝顔致しました。
頭上に小さな穴がある阿はご健在でしたが、吽は見事に身体半分に切断され、顔も損傷を受け、おまけに苔まで蓄えて、殆ど狛犬の範疇から逸脱しています。
  

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