琴平神社

君津市下湯江(平成19年2月4日)

この神社はR159号、君津大貫線、君津と富津の堺を少し君津側に行った辺り、南側に鎮座しております。嬉しい事に、いきなり狛犬のお出迎えです。それもなかなかの出来栄えのようです。しかしこの場所に狛犬が居るのは珍しいかも知れません。

入口左右を護る安永の狛犬。保存状態も良く堂々とした優れものです。阿吽が逆なので、元は左右を入れ替えて正面を向いていたのかも知れません。拡大写真はこちら。

(安永2年(1773)11月建立)

青面金剛をお守りしている、宝暦4年(1754)の狛犬。古く、保存状態も良好な逸品ですが、今少し置き場所を考えて欲しいと思います。阿の足下は泥にまみれ、吽のお尻は半分埋まっています。拡大写真はこちら。

(宝暦4年(1754)建立)

三面六臂の馬頭観音

国土安全
天下太平

と彫られています。

石段を登ると、社殿が見えて来ます。嬉しいことにまだまだ居るようです。

前足の欠けている方が彫りがしっかり残っています。昔からこの場所に一対で置かれていたのでしょうか。拡大写真はこちら。

(文久元年(1861)10月建立)

さらにはじめタイプが。しかしこれでも一対と云って良いのだろうか。上半身が完全に失われています。拡大写真はこちら。

仙元大菩薩碑と一体だけの先代様。

琴平神社と春日神社。

春日神社の由緒書きです。ここには琴平神社が末社であると、書かれています。千葉県神社庁のサイトでも君津市下湯江に琴平神社は無く、春日神社が載っています。しかし地図には琴平神社で記載されています。また参道正面に鎮座しているのは、琴平神社です。何れにせよ宝暦の狛犬は合祀によって他の神社から移されたものと思われます。

春日神社本殿。

末社と御神木。