春日神社

君津市上154-1(平成19年2月4日)

 この神社は館山自動車道・君津ICの東南東約2.1km、164号線に面して鎮座しています。明るく奥行きのある社地で、この地域では珍しく狛犬の奉納がなかった神社のようです。

 御祭神:天児屋根命
 例祭:9月28日
 由緒:旧上総国周東郡末利郷上村の社で、現在は旧籾山(もみやま)村を含む上、中島 両区一円の総鎮守です。創建は不詳ですが、小糸川流域の開拓に伴い、村の鎮めとして創建されたようです。鎌倉期にはこの辺りは周東、周西の2郷に分かれ、周東周辺は藤原朝臣を名乗る周東氏の領する所となりました。地元の伝承では周東氏は中島武勇台に城館を構え、原村(現在の上)にも在陣したと伝えられ、鎌倉公方足利持氏や房総里見氏に仕えたと伝わります。その周東氏が武運長久を祈請したりしてこの社は多いに栄えました。その後は度々社殿の改修などが行われてきましたが、昭和57年の道路拡張に伴い大修理が行われ現在に至りました。詳しくは下記由緒案内にてどうぞ。

神社全景
拝殿
拝殿内の様子と本殿正面