上諏訪神社

君津市清和市場(平成19年2月11日)

 この神社は房総スカイライン東粟倉から国道465号線で鹿野山方面に向かい、西粟倉信号から北上し、市場の二股を右に行くと、約300mで突き当たりに鎮座しています。その右側には隣接して、本社である長野県の諏訪大社に倣い下諏訪神社が鎮座し、上社・下社二社合わせて諏訪神社と呼ばれています。

 御祭神:建御名方命
 例祭:8月第4日曜日・例大祭、12月5日・シシキリマチ
 由緒:旧郷社で、社伝では嘉祥元年(848)信州の諏訪大社から分霊勧請されたと伝えらています。以来、領主秋元氏や、代々の代官の祈願所として崇められたということです。
 8月の例大祭は「御近様の大祭(オチカンサマのオオマチ)」とも呼ばれ、鎌滝・市宿・清和市場・西粟倉・植畑地区の合同祭です。境内ではまず幟旗が神前に奉納され、続いて清和市場地区の山車入り、鎌滝地区の神輿の練り歩き、子供神輿・太鼓が境内に入り囃子を演奏した後に清和市場・鎌滝地区の神楽獅子舞の奉納と続きます。上諏訪神社での奉納が終わった後、下諏訪神社にて、上社と全て同様な神事が執り行われます。
 12月5日のシシキリマチ神事は、豊作と鳥や獣から作物を守ることを祈願するお祭りです。その昔、猪や鹿が多くなりすぎ、農作物に害を与える為、困った村民達が10日間にわたり狩猟をし、獲物を神前に供え、御狩祭を開いたのが起こりだそうで、その為この社は、別名「御狩(みかり)大明神」とも呼ばれています。

神社入口 社号標
昭和15年、狛犬の団塊世代生まれです。
阿は玉を、吽は子狛を連れていますが、世相柄親子共々厳つい感じが強いですね〜。
狛犬の拡大写真はこちらで
(皇紀2600年(昭和15年)建立)
拝殿 拝殿内の様子
境内社・松尾神社拝殿
社殿内左から、熊野大明神、大椙大明神、松尾大明神本殿
境内社 ご神木