勝浦市大楠476 (平成23年3月6日)
東経140度16分52.21秒、北緯35度11分3.55秒に鎮座。
この神社は、勝浦市のほぼ中央部、大楠の田園地帯に鎮座しております。遠目には水田の中に浮かぶ小島のような鎮守の杜に囲まれております。その半端では無い太さから想像されるように、元和元年の創建と伝えられるこの神社は社殿の彫刻が素晴らしく、巨木に囲まれた境内の雰囲気と合わせ、楽しみながらゆっくりと参拝するのがお薦めです。
大楠菅原神社沿革
本神社は、元和元年(1615)に当区の向小羽戸天神塚より移転建立されたといわれていますが、宝暦四年(1754)五月、火災の為焼失、二年後の宝暦六年(1756)九月に再建されたと伝えられています。
その後、年代及び原因不明の被災で大破損壊し、現在の社殿は、嘉永二年(1849)に茅葺きで新築再興され、約九十年後の昭和十三年(1938)に一部改修と同時に瓦葺きとなり今に至る。建物の構造は、拝殿が桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造り、正面千鳥破風付、向拝一間、軒唐破風付、桟瓦葺き、幣殿は、桁行二間、梁間二間、一重、一端、拝殿に接続、他端入母屋造り、桟瓦葺き、宮殿においては、一間社流作り、こけら葺きで宝暦六年(1756)再建時の物と思われます。
また、社殿全体に豊富な彫刻が施され、拝殿向拝中備には、江戸浅草神田住、島村家八代目、嶋村俊正、背面中央間欄間には房州住、後藤傳吉郎兼、それぞれの刻銘が確認されている。
境内由緒書 より。
神社遠景
神社入口
境内入口
境内入口、厳つい顔で参拝者を睨む狛犬。拡大写真はこちら。 | |
(年代不明) |
境内
拝殿
向拝下の鳳凰・龍、と木鼻の狛犬 | |
その他本殿の彫刻はこちら。
屋根上の飛び狛 | |
石祠
御神木