安産神社

香取市下小川(平成18年3月5日)

 この神社は成田線・小見川駅の東から28号線で南下し、下小川の信号を右折。平成橋を渡ったら最初の信号を右折すると、300m程先の角に鎮座しています。
 社殿の奉納絵馬に神功皇后の三韓征伐の絵が有ったので、安産神社でもあるし、御祭神は神功皇后かと思って、社務所にいた方達にお聞きすると、快く社務所に入れてくださり、創立由来の写真を撮らせてくださったばかりか、社殿内にも入れて頂きました。その節は本当にありがとうございました。
 その創立由来によると、御祭神は仲哀天皇をはじめ、神功皇后、応神天皇の三柱です。創建は、応和2年(961)肥前国松浦郡・小川神功社より、神功皇后の三韓征伐の折携帯されていた、鎮懐石の模安産石を納め奉り、白幡大明神と称しました。そして江戸時代も終わりを告げる頃の文政6年(1823)正月7日、弊拝殿新築の際、神祇管より安産神社の社号を賜り、その後、明治41年12月に熊野大神を合祀しました、ということです。

神社入り口 板碑
上記の創立由来の基となりました。
台座には昭和15年とありましたが、この造りはどう見てももっと古く見えました。
もしこの年に建立されたのだとしたら、腕の良い石工さんだったことと想われます。
阿吽共に子狛と玉を持っています。ドッシリと落ち着いて、
姿も毛の流れも子狛の表情も、全てが素晴らしい狛犬です。
(昭和15年建立)
拝殿。
「こんなに開け放たれた拝殿は珍しいね」と
話していたら、今日は祭礼の準備で
開けてあったそうです。
拝殿内の神功皇后三韓征伐の絵馬
拝殿内の様子 本殿
神楽殿 信行霊神
庚申塔と末社