天之宮神社

香取市岡飯田(平成18年3月5日)

 この神社は成田線・笹川駅の南西約1kmに鎮座しています。
 地図では近くに須賀山城跡があるので、山城の中の城内社と考え、急な斜面に建立された神社とばかり思っていましたが、旭笹川線からかなり坂道を上がるとそこは台地状になっていて、一面の畑の奥に鎮守の杜が見えるそんな環境の神社でした。
 案内には、天之御中主神を御祭神とし、長元元年(1035)下総介・平常胤の子、東六郎胤頼がこの地に居城した際に造営し、以後東氏代々の鎮守氏神として崇敬された、とあります。その後木村氏の氏神となり、寛永年間に破壊した後は氏子達により営繕されたそうです。詳細は下記写真にてどうぞ。
 天之御中主神とは高天原の造化三神(天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神)の内、一番最初に出現した神であるとし、性別のない「独神(ひとりがみ)」です。近世になって、天の中央の至高神ということから、北極星や北斗七星を信仰する妙見信仰と習合し、妙見菩薩として信仰されるようになりました。妙見菩薩を祀るのが妙見社で、日本全国に30社ほどあります。また、各地の水天宮でも天之御中主神を祀っているようです。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

境内入口 弊拝殿と社殿
挙鼻には見事な龍が彫ってありました
木鼻は狛犬です。これも風に鬣をなびかせた美形の狛犬です。
社殿の妻には「日露戦争記念」の額が飾ってありました。 末社
勢いの良い境内のご神木